おとなの絵本
2016/10/ 1
なかGです
10月になりました
早いような遅いような
これから寒くなっていくのかと思うと
ゾッとします
読書の秋ということで
この時期
書店に行くといろんな特集があっておもしろい
この間も【おとなの絵本】の特集がありました
何度かJESSICAの本棚からも
絵本を紹介させていただいてますが
おとなの絵本
ビビッとくる本を見つけましたので2冊ご紹介します
【アンジュール ある犬の物語】
ガブリエル・バンサン
ある日突然道端に捨てられてしまった老犬の話
野良になった犬の長いさすらいを描いた本です
デッサンのみのモノトーンな絵に
文章は一切ありません
色が無くても、文が無くても
不思議と空気感や犬の寂しさが伝わってくるので
犬の行く先が気になって次へ次へと
読み進めてしまうような本
絵のタッチがすごくソフトであったかいです
そしてもう一冊は
【アライバル】
ショーン・タン
不思議な世界を描いたファンタジーかと思いましたが
読み進めると
移民・難民を描いた現実的な絵本でした
風景として描かれる場面ごとに
一番伝えたいことに的を絞っていて
そこも本当ならさらっと見逃してしまいそうなのに
不思議とずっしり印象に残ります
こちらも文はありません
作者が父親を含め
側近の移民・難民の様子から着想を得て
この本を描いたそうです
厚い絵本ですが
ゆったりとした空気で
絵を読んでみてください
おすすめです!
定休日・・・ 10/3・10・11・17・24・25・31