大人とは
2020/5/28
なかGです
大人っていうのは想像の産物なんじゃないかな。
自分が年を取ったらこうなるんだろうなっていうのが子どものイメージする大人の姿だったわけでしょ。
でも、俺自分が子どもの頃に思っていた「大人」って、大人になってから会ったことないから。
あれは子どもがつくった「大人」っていう架空の生き物なんだなって思うよ。
ー リリー・フランキー
たぶんもう10年くらい前、
リリー・フランキーが『大人エレベーター』(サッポロのCM企画)で言っていたコト。
私自身も子どもの頃、大人になったら勝手にそうなるんだろうと思っていたけど
大人の話口調も身振り手振りも今もできないし、考え方とかも、、
この言葉がしっくり来ることがますます増えてきました。
少し前ブログでも紹介した
『ライ麦畑でつかまえて』 を
ずいぶん長く引っ張ってしまいましたが、ようやく完読。
主人公16歳、けっこう(ずいぶん)ひねくれている・・・けど
これが"思春期のバイブル"と言われているのも納得できるような内容
主人公が中二病だというヒトもいるけれど
黒歴史だと思う時期はみんなあったはずだし、共感できる場面も結構ありました。
社会生活を送る中でどうしても必要になってくる矛盾
会う人にも端からうんざりし続ける素直さと、
そう感じながらも似たようなことをして見栄を張ってしまう一面と、葛藤していた主人公
嫌いじゃないなぁ~。(笑)
そういう矛盾を上手に押し殺したりごまかしたりできるような人が
自分が作り出した架空の大人という生き物なのかな、と
ブログ前半の話含め、そんな感想です。
最後のセリフ、ちょっとズーンときました。
「誰にもなんにも話さない方がいいぜ。
話せば、話に出てきた連中が現に身辺にいないのが、物足りなくなってくるんだから。」
追記
冒頭に書いた『大人エレベーター』
たくさんの有名人が大人とは?について語っています。
書籍化もしているようなのでぜひ!
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