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2019/11/28
巻頭
"何も知らない者は何も愛せない。
何もできない者は何も理解できない。
何も理解できない者は生きている価値がない。
あるものにより多くの知識が備わっていれば、それだけ愛は大きくなる。
すべての果実が苺と同時期に実ると思い込んでいるものは葡萄について何ひとつ知らない。"
― ― ―
「愛するということ」
エーリッヒ・フロム (紀伊國屋書店)
"愛" とは
「愛される」のではなく、「愛する」ということ
真に人を愛することのできる人は驚くほど少ない。
誰もが愛に飢えていて、
愛を軽視しているわけではないのに
なぜ芸術や音楽と同じように"学ぶ"ことがないのだろう
それは
・「愛する能力」の問題ではなく、「愛される」ことを問題にしているから
・愛の問題は「対象」にあって、「能力」の問題ではないという、思い込み
・恋に「おちる」と、愛の中に「とどまる」とが混同しているから
もし自分自身を愛するならば、
すべての人を自分と同じように愛している。
他人を自分自身よりも愛さないならば、
ほんとうの意味で自分自身を愛することはできない。
そんなに深く考えることのなかったテーマ
生きるというのが技術であるのと同じく、愛も技術であることを知る。
恋愛、自己愛、親子愛
いろんなところでうまれる愛という能動的な力について
たぶん思ったことのない形で解かれています。
いろんな形で愛に悩む人、そうでない人にも
ヒントになることがあると思います。
紹介したのは文中のほんの一部ですが、よければ手に取ってみてください
nakaG
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