「真」を「写す」
2018/8/ 2
なかGです
白黒の世界
日常ではどんなものも色があり
それによって大きく印象が変わり
色の存在力って実はとても大きい。
だけど
白黒だってそこにしか見られない世界が広がっているって
そんな時間を見せてくれる写真家
森山大道さん
「アレ」「ボケ」「ブレ」と形容される作風が特徴と言われているそうだけど
本当のところはそんなにはないそうです。
"写真というものが「真」を「写す」ものならば
真の「悪」を写さなければならない"
この犬の瞳も「悪」を写し出しているのかな
夕日は肉眼のままには写らない
人の顔は本当より平べったく写ってしまう
とか、そういうところを細かに追及しているカメラメーカー
それもひとつものすごく繊細な追求だけど
そういう写実的な撮り方をして消えてしまうものを
時にレンズを覗かず、ピントも合わせず、フィルムのアレをも使って
写し出す1枚には
みんな見たことのあるような、遠い記憶の中にあるような
不思議な「悪」を感じる・・・
人が一人いれば一つ芸術が生まれる
そんな風に毎日生活していたら
頭でも身体でも抱えきれないほどの芸術に触れて
とても豊かになるんでしょうね
もっともっと森山さんの写真、見てみよう。
定休日 ・・・ 8 / 6 ・ 13 ・ 14 ・ 15 ・ 20 ・ 27 ・ 28